過去ログ - ほむほむ「ホギェェッェェェェェエエ!!!」
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[sage]
2011/11/26(土) 03:42:13.18 ID:G/1BG3sco
ホ虐弱め。
『少女とほむほむ』
「はぁ……もう、いっか」
ついさっきまで恋焦がれていた少女は、
家に帰るなり深い溜息をついた。
「ホムゥ/// マドカァ」
「ホミュラチャァ///」
少女の視線はゲージにいるほむまどの番を捉えていた。
数年前から買い始め、
いつか恋人が出来れば良いね。
そんな言葉を交わしたほむほむ。
まどまどの方は野生で、
数日前の散歩の際に出会い、
それ以降出会うたびにほむほむはアプローチし続け、
可愛らしい薄紫のリボンをプレゼントした先日、恋が実り番となった。
「……ほむほむ」
「ホミュ? ホミャァ♪」
少女に笑いかけてくるほむほむ。
とても愛らしい。
昨日までの少女、いや、今朝までの少女であれば、
微笑み返し、「おめでとう」と祝福したであろう。
けれど出来なかった。
少女の瞳に映るほむほむは憎たらしい小動物でしかなかった。
なぜ私ではなくアンタが。
そんな怒りが少女の中に芽生えた。
「ホミィ?」
「マロォ?」
妻であるまどまども、
少女に心配の混じった声を投げかけ、
そんな2匹に、
少女はただ顔を背け、
ベッドへと潜り込むしかなかった。
「駄目、駄目だよ」
声を出して言い聞かせる。
愛玩用である以前に、
少女にとっては家族。
時に笑い、時に泣き、
喜びも悲しみも共有した家族。
そのほむほむを、
少女は殺してしまいたい。
そう考えてしまった。
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