過去ログ - 撫子「これも、また、戯言なんだよね」
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/10/17(月) 00:32:56.78 ID:ebFiQ8E3o
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「阿良々木先輩、待たせてしまって申し訳ない」

 六月十一日、日曜日。

 さすがは体育会系だと言うべきだろう。午前十時五十五分、待ち合わせ時間のきっちり

五分前に、僕の一つ下の後輩、バスケットボール部のエース、神原駿河は勢いよくかけて

きて、勢い余ってジャンプ一番、僕の頭の上を軽く飛び越してから、着地し、右手を胸の

前に、爽やかな笑顔を共にそう言った。……僕も、高校三年生としては、そりゃそんなに

背の高い方ではないと自覚しているのだけれど、それにしたって、自分よりもちっちゃい

女の子に正面飛びで飛び越えられるような身長ではないはずだと思っていたのだが、その

認識はどうやらここで改めなければならないようだ。……真心くらいにしかできないと思っ

ていたのだけれど、この子、本当に普通の人間なのか?



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