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2011/12/24(土) 23:41:49.95 ID:MsIdTHw00
トレインの姿を視認できるギリギリの位置を保ちながら、黒子はそれを追い掛ける。
目に付いた物を転移させて、攻撃の手も緩めない。
電柱、街灯、ベンチ、ゴミ箱。
あらゆる物がトレインの四方八方を取り囲み、そしてトレインはそれを難なく切り抜ける。
「根競べですのっ!」
自らを奮い立たせるように黒子は檄した。
長期戦になる、その確信と共に、眼前の街灯を転移させる。
その瞬間、黒子はある音を聞いた。
鈴の音。
どこから聞こえたのかと一瞬探り、すぐに戦慄する。
トレインの視線が自身の姿を捉えている事に黒子が気付いた刹那、爆発音と共にその耳元を、衝撃が走り抜けた。
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