47:1[sage]
2011/10/22(土) 05:57:50.74 ID:R0SN1dWm0
「んー……」
重苦しい空気を孕んだ時間が過ぎる中、妙に間延びした声がそれを打ち破った。
声の主であるトレインは三人の少女の注目を一身に受けながら、リラックスした様子で人気の無い通路の奥へと歩いて行く。
「まー考えててもしょーがねーしよ。とっととやっちまおーぜ」
言いながら、トレインはある設備の前で歩を止めた。
白を基調にした壁には不釣り合いな赤い塗装を施されたその装置を見て、三人はほぼ同時に風来坊の意図を悟る。
「あ、アンタまさか――――」
「こうすりゃ、手っ取り早いだろっ」
美琴の言葉を遮る様に、トレインは迷い無く火災報知機のボタンを押し込んだ。
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