過去ログ - トレイン「超電磁砲?」
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64:1[sage]
2011/10/25(火) 02:28:35.72 ID:DZuM5CB+0
「やけに落ち着いた奴とか、妙に余裕ぶった奴とかな。そういうのが絶対いるはずだからよ」

「……それが犯人だって?」

口調は疑問形ながら、美琴の視線は自然と周囲へと向けられていた。

「安易にそう考えるつもりはねーさ。少し離れた場所で様子を見てる可能性もあるしな。ただ、そういう連中が爆破後、すぐに現場から離れたら十中八九そいつが犯人だ。だろ?」

整然とした説明に、美琴は呆けた様に聞き入っていた。そして、眼前の男が只の能天気では無かった事を認識する。

先程の火災報知機を作動させた事もそうだ。

店内放送にしろ、口頭で伝えるにしろ、人を介して直接伝えられる場合に比べ、単純な機器の動作による非常通報は現実感を伴わない。

言うなれば避難訓練と同じ様な物だ。危険を実感する事が無いが故に、人は冷静に動ける。

トレインがどこまで考えてあの行動を取るに至ったのか、美琴に知る術は無い。

だが、少なくとも言える事は、あの状況で彼は限り無く正しい選択肢を選び、臆する事無く実行に移して見せたという事だ。



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