過去ログ - 女騎士「姫の自慰を目撃してしまった」
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42:『Her Knight in Their Nights』 ◆k6VgDYkyGI[saga]
2011/10/21(金) 21:37:41.06 ID:aYv84ioOo
上司は、再び巨躯を机に預けて続けた。

とはいえ、俺は、誰と誰がどんな関係を持とうと構わないと思っている。両者が仕合せである限りな。
人が人に一方的な欲望をぶつける場面を、俺は何度も見てきた。戦場や無法地帯には性別も年齢もない。
ただ弱い人間が強い人間の慰み物になる。それだけだ。

私は黙って頷いたが、上司の言葉に驚いてもいた。遠回しでも同性の交わりを肯定するなど、
堅物、無骨で有名なこの古豪が発する台詞とは思えなかった。

だが、それを知らん連中もいるということだ。あの方を政(まつりごと)に利用したい人間からすれば、
民衆に受けの良い彼女は、白いままでいてもらわなければ困る。その辺りは、お前なら分かるだろう。

はい。

命令では国外追放だが。
上司はそう言って、がたついた机の引き出しをこじ開けた。

しかし、俺はそれしか聞いていない。
小さな封筒を取り出すと、私に差し出した。

紹介状だ。辺境の小国だが、内外政共に優れた国家だ。俺の旧友が要職に就いている。ここに行け。
上手くいけば、また城内の仕事にあり付けるだろう。公用語は異言語だが、話せたな?

はい。少しだけ慣れが必要な程度だと思います。

言うまでもないが、お前の経歴は詐称されている。月並みだが、教養ある傭兵ということにしておいた。
新しい戸籍は封筒の中に謄本が入っている。偽名も確認しておけ。

熊並に毛深く大きな手から封筒を受け取ると、私は上司に尋ねた。
何故、私にここまでして下さるのですか。


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