142:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/23(日) 18:19:37.65 ID:VvTHD4vM0
びっくりドンキーのいつもの席で、汀はチビチビとメリーゴーランドのパフェを食べていた。
圭介がステーキをナイフで切って口に運ぶ。
「でね、圭介。3DS、結局値下げしたんだって。ネットに書いてあったよ」
143:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/23(日) 18:20:20.59 ID:VvTHD4vM0
「わあ、可愛い!」
「大事にしろよ」
そう言って食事に戻った圭介に、汀は箱を抱きながら言った。
144:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/23(日) 18:20:48.46 ID:VvTHD4vM0
第4話はここでお仕舞いです。
第5話に続きます。
145:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/23(日) 18:27:36.11 ID:VvTHD4vM0
「ダイブ続行不可能! マインドスイーパーが、精神区画内にて捕縛されました!」
ラジオのミキサー室のような部屋で、ヘッドフォンをつけた白衣の医師が大声を上げる。
大河内が青ざめた顔で、椅子に座っている十五、六歳程の少年を見た。
頭にはマスク型のヘルメットが被せられている。
146:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/23(日) 18:31:24.87 ID:VvTHD4vM0
「はは……はは……はは……ははははは!」
少年が突然、高笑いをした。
そして生気を失った瞳で大河内と、周囲の医師たちを見回す。
147:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/23(日) 18:32:55.58 ID:VvTHD4vM0
力を失った亡骸を抱いて、大河内が血まみれの部屋を見回す。
誰も、言葉を発する者はいなかった。
ベッドに縛り付けられていた患者も、少年と同様の様子になって事切れている。
「……患者の脈拍、停止しました……」
148:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/23(日) 19:12:53.59 ID:VvTHD4vM0
駄目ですね……
何だか凄く重くて、投稿できない状態が続いています
何でなんだろう……
149:名無しNIPPER[sage]
2011/10/23(日) 20:33:32.09 ID:lkPsvovAO
ありだな
150:Gファルコン[sage saga]
2011/10/24(月) 00:37:49.75 ID:EyExVvJM0
今回も三毛猫ワールドに魅了されました。
151:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/29(土) 01:05:58.44 ID:veqilnkN0
今軽いようなので投稿させていただきます。
とりあえず5話の最後まで(´・ω・)つ
152:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/29(土) 01:06:34.33 ID:veqilnkN0
5.シロイセカイ
びっくりドンキーの店内、客があまりいない隅の席で、汀はすぅすぅと寝息を立てていた。
その正面で、圭介が携帯電話を弄っている。
表情は硬い。
178Res/185.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。