153:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/29(土) 01:11:16.11 ID:veqilnkN0
「どうして無視した?」
「仕事が終わってここに来ることは、汀の中でとても大事なプロセスなんだ」
「過程は重視しないんじゃなかったのか?」
「それとこれとは話が違う。次元の違う話題を持ってくるな、苛々する」
「お前にしては珍しく荒れてるな」
大河内が、オーナーが持ってきたコーヒーに口をつける。
「うむ、美味い」
「ありがとうございます」
頭を下げてオーナーが下がる。
圭介はそれを冷めた目で見て、そして口を開いた。
「お前の用件は知ってる。断らせてもらう」
「話を聞きもしないで断るのか?」
「赤十字の問題は、赤十字で処理しろ。俺には関係がない。お前達の尻拭いで、大事な弾を減らしたくない」
「酷い言い草だな。何があった?」
「こっちのセリフだ」
吐き捨てて、圭介は息をついた。
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