過去ログ - 唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」
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27:唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」 [sage saga]
2011/10/23(日) 20:38:18.55 ID:F1u9E/i00
 


ジェラルドの悲鳴がリネン室に響き渡り、途切れた直後、ヨハンとフランツの二人が到着し、
室内に踏み込んだ。

ヨハン「おい、いないぞ!」

フランツ「た、隊長、マクレーンがいません! それと、うえっ…… ジェ、ジェラルドが殺られています!」

クラウス『いないはずがないだろう! 逃げ場は無いんだ! 部屋中を撃ちまくれ!』

フランツ「撃て! 撃て撃て撃て!」バババババババババッ

ヨハン「うわあああああ!」バババババババババッ

二人が全弾を撃ち尽くし、マシンガンの弾倉を交換する数瞬。
ダストシュートから上半身を現したマクレーンが、ジェラルドから奪ったマシンガンを撃ちまくる。

ヨハン「ぐあっ!」

フランツ「ヨハン!? このクソ野郎!」チャキッ

マクレーン「うおっ!」バッ

銃口を向けられると同時に両手を離し、ダストシュートの中を階下へと落ちていくマクレーン。
落下地点の鉄製のダストボックスの中はゴミだらけで、一応のクッションにはなったが痛いものは痛い。

「クソッタレ、腰が……」

いや、痛がっている暇も無かった。
フランツがダストシュートの中に身を乗り出し、こちらに銃口を向けている。

マクレーン「やばい!」

全力で体重を乗せて、ダストボックスを横様に倒す。
ダストシュート内に銃声が鳴り響き、ダストボックスはカンカンと金属的な着弾音を響かせている。

フランツ「吹っ飛ばしてやるぜ、へへへ……!」

間を置かず、フランツが胸の手榴弾のピンを引き抜き、一個、二個、三個とダストシュートへ投げ込む。
マクレーンが状況を把握する暇も無く、三つの手榴弾が爆発した。

マクレーン「うわああああああああああ!!」

強烈な爆発音と爆風によって、マクレーンはダストボックスごと部屋の端まで吹き飛ばされる。
痛みと痺れが強く打った全身を駆け巡った。
そのおかげで、ひどい耳鳴りと身体中の出血に気づくのに、しばらく遅れてしまった。

マクレーン「いってえええ…… くううう、チックショウ…… あんの野郎……!」

マクレーンはフラフラと起き上がると、足を引きずりながら部屋を出た。
リネン室では大興奮のフランツが無線機を耳に当てているところだ。

クラウス『フランツ、状況を報告しろ。爆発の影響でその辺一帯のカメラと防犯装置がイカれた。
     こちらからは確認出来ない。フランツ!』

フランツ「隊長、殺りました! マクレーンの奴、手榴弾で木っ端微塵です!」

クラウス『死体は確認したのか?』

フランツ「い、いえ。しかし、あの爆発じゃあ――」

クラウス『馬鹿者! 相手はジョン・マクレーンだぞ! たとえバラバラになってても生首を
     見るまでは安心するな!』

フランツ「はっ、はい!」ビクッ


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