過去ログ - 唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」
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28:唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」 [sage saga]
2011/10/23(日) 20:41:01.28 ID:F1u9E/i00
 
慌ててドアに向かうフランツ。
ドアを開けると、そこには怒りと笑いを同居させた表情のマクレーンがいた。
唸りを上げた拳がフランツを襲う。

マクレーン「親分の言う通りだぜ!」ドガッ

フランツ「ぶはっ!」

よろけたフランツの胸にぶら下がった手榴弾。
それに目をつけたマクレーンは、そのうちのひとつのピンを素早く引き抜いた。

フランツ「うわああ! ピンが! ピンがぁ! あああああ!」

マクレーン「シャツがきたねえ! ママに洗濯してもらえ!」ドンッ

フランツ「わああああああああ!!」

マクレーンに激しく蹴りつけられたフランツは、ダストシュートの中を悲鳴と共に落下していった。

クラウス『フランツ、状況はどうなっている!? マクレーンの死体は確認したか!?』

無線機を拾い上げると同時に、階下から爆発音が響き渡る。

マクレーン「いよっ、隊長ぅ。俺まだ生きてる。ヘヘヘヘヘッ」

クラウス『マッ、マクレーン……!』

マクレーン「フランツとヨハンと、あー、それとジェラルドがくたばって、残りの射的クラブは
      何人になったかなあ。当ててやろうか? お前を入れてあと六人だろ。ん? 違うか?」

クラウス『ちょ、ちょっ、調子に乗るなよ……!』

マクレーン「ちょ、ちょっ、調子に乗ってんのはてめえだ、クラウス。いいか、ケツを蹴っ飛ばして
      地獄のサイモンのとこまでブッ飛ばしてやるぜ。ズボンとパンツを下ろして待ってな」

クラウス『き、貴様ァ……』

マクレーン「……おおっと、言い忘れるとこだった。アレは隠しとけよ。てめえの粗末なモノなんて
      見たかねえからな。あばよ」

無線機を床に叩きつけると、興奮で忘れていた痛みが戻ってきた。
フラフラになりながら、マクレーンは様々な意味で頭を抱える。

マクレーン「さて、どうしたもんかな……」



〜船内・特等船室〜

クラウス「……」

ディードリッヒ「隊長……」

クラウス「……テオ。状況は?」カチャ

テオ『そろそろ大詰めだ。社長と船長の虹彩、指紋認証が終わったから、すぐにダウンロードに取り掛かれる。
   ダウンロードそのものは、まあ二、三十分ってとこだね』

クラウス「そうか。出来るだけ急いでくれ。それと、人質を少し使わせてもらうぞ」

テオ『ティーセット以外ならな。彼女達は生かしといてくれよ。そういう契約になってる』

クラウス「わかった」

クラウス「ディードリッヒ。大会議室とパーティホールを完全封鎖して酸素濃度を下げろ。二時間で
     ゼロになるようにだ」

ディードリッヒ「なっ……! 隊長、それは――」

言い終わらないうちに、ディードリッヒの眉間に拳銃の銃口が当てられる。

クラウス「二度は言わん」

ディードリッヒ「りょ、了解しました……」


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