過去ログ - 唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」
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唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」
[sage saga]
2011/10/23(日) 20:46:59.42 ID:F1u9E/i00
〜船内・キッチン〜
マクレーン「ここなら安全だろ。ちょっと一服、失礼するよ」シュボッ
唯「……フフッ」ジーッ
マクレーン「何だ?」スパー
唯「ムギちゃんの言った通り、やっぱりマクレーンさんはすごいヒーローなんだね!」ニコッ
マクレーン「よしてくれ。俺はヒーローなんかじゃない」
唯「で、でもヒーローだよ! 私達を助けてくれたし、悪者をやっつけてくれたし」
梓「あの、私も唯先輩に賛成です」オズオズ
マクレーン「……」
唯「マクレーンさん……?」
マクレーン「ヒーローだの何だのって祭り上げられた男の末路を知ってるか? 悲惨だぞ」フゥーッ
マクレーン「駆けずり回って、撃たれて、ボロボロになって、ご褒美と言えば褒められるだけ。
『アンタは偉い』とか何とか書いてある賞状くらいなもんだ」
マクレーン「四十年間、必死になって務めて、もらえたのはビックリするくらい僅かな年金。
それだけじゃ生活費と借金返済にゃ足りないから、警備員のアルバイトでもしなきゃならん」
マクレーン「女房とはずいぶん前に離婚。アイツの人生に俺はいなかった事になってる。
娘とはたまに電話をしても、最後は必ずケンカ。孫になんて会った事も無い」
マクレーン「家に帰ってたった一人で食べる夕食はシリアルとバドワイザー。なあ、これのどこが
ヒーローだってんだ」
唯「……」
梓「……」
マクレーン「いつも思ってたよ。『こんな人生、まっぴらごめんだ。誰か代わってくれ』ってな」
唯「……」
マクレーン「すまん……」スック
立ち上がり、拳銃をベルトに挟む。視線は二人と合わせない。
マクレーン「君達はここにいろ。一応、マシンガンを置いていく。使い方は――」
梓「どうしてですか……」グスッ
マクレーン「あん?」
梓「じゃあ、どうして私達を助けてくれたんですか? どうしてそんなになってまで悪者と
戦おうとするんですか!? ヒーローじゃないのに!!」グスッグスッ
唯「あずにゃん……」
マクレーン「……他にやる奴がいないからだ。誰かが代わってくれた事なんて無かった」
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