過去ログ - 唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」
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4:唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」[sage]
2011/10/23(日) 00:38:19.31 ID:F1u9E/i00
 
そのうち、五人とマクレーンの談笑の中に、ある人物が近づいてきた。パンツルックのリクルートスーツに
赤いアンダーリムの眼鏡が知性を感じさせる女性。

和「もう、こんなとこまで来て何を騒がしくしてるの? ……あら、マクレーンさんじゃない」

澪「なんだ、和の知り合いなのか?」

和「知り合いではないけど、私はナカトミの人間だからね。ご招待したゲストは知っていて当然でしょ」

和「はじめまして、ミスター・マクレーン。私は真鍋和。ナカトミ・ミュージック・エンターテインメントの
  社員で、この子達のマネージャーを務めております」

マクレーン「へえ、ナカトミは音楽業界にも進出していたのかい?」

和「米企業に買しゅ、ええと、米企業と合併して経営陣が入れ替わってからは、多角的な経営方針と
  なりましたので」

マクレーン「なるほどね…… ま、何にせよ、こんな美人のエプスタインがいるんなら、
      ホーカゴ・ティー・タイムもいずれ大ヒット間違い無しだな」

和「まあ、お上手」クスクス

唯「澪ちゃん、えぷすたいんってなぁに?」ヒソヒソ

澪「ビートルズのマネージャーのブライアン・エプスタインの事。ジョークだよ、ジョーク」ヒソヒソ

社長「それでは皆さん、ここでスペシャルゲストをご紹介しましょう。1989年のちょうど今日、
   ナカトミ・ロス支社を悪の手から救ったヒーロー、ミスター・ジョン・マクレーン!」

マクレーン「まいったな……」

和「さあ、ミスター・マクレーン。スピーチを」

拍手と好奇の視線の中、渋面に溜息のマクレーンはステージに足を運ぼうとしたが、ふと何かを
思い出したように足を止めた。

マクレーン「ああ、ツムギ」

紬「はっ、はぁい!」

マクレーン「俺はもうニューヨーク市警の刑事じゃない。引退したんだ。今は少ない退職金と年金、
      それにガードマンのアルバイトで食ってるしょぼい年寄りさ」

紬「えっ……」

マクレーン「俺はヒーローじゃない……」


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