過去ログ - 唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」
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唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」
[sage saga]
2011/10/30(日) 20:59:06.24 ID:uaCyhedm0
〜船内・廊下〜
両脇を日本の美術品が飾る廊下の真ん中で、イェンは立ち尽くしてしまった。
イェン「隊長。今、何とおっしゃいました?」
クラウス『その二人はすぐに殺せ。それとブリッジにいる三人もだ。彼女らは皆殺しにしろ』
イェン「……」
クラウス『命令だ。殺れ』
イェン「……」
クラウス『イェン』
イェン「……了解しました」
応答した後も、しばし逡巡のままに瞑目するイェン。
急に立ち止まった彼を、唯と梓はいぶかしげに見ている。
唯「どうしたの……?」
その声に反応するかのように目を開くと、イェンは振り向いて銃口を二人へと向けた。
梓「や、約束が違う!」
イェン「すまない……」
唯「あなたは兵士なんでしょ? 殺人鬼じゃない、って……」
イェン「兵士にとって上官の命令は絶対だ」
ヘナヘナとその場にへたり込んだ梓は、唯にすがりつき、嗚咽を洩らした。
梓「ううっ…… ごめんなさい、唯先輩…… 私が馬鹿でした…… ごめんなさい……」グスッグスッ
唯「あずにゃん……」ギュッ
唯は膝を突いて、梓を抱き締める。彼女が悪いとは思っていない。あの状況では誰しもがそうする
かもしれないから。
でも、これで終わりなんて。
イェン「せめて、最期に何か言いたい事は無いか?」
梓「あっ……!?」ピクッ
唯「しっ、あずにゃん……!」ギュッ
唯は梓を抱き締める力を強める事で、彼女の反応を隠そうとした。
イェンの方、いや、正しく言うのなら、イェンの“向こう”を見た、梓の反応を。
イェン「最期の言葉は何らかの方法でお前達の家族に伝える。これは約束する」
唯「言いたい事?」
イェン「ああ」
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