過去ログ - ぼくがかんがえた聖杯戦争
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62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/29(土) 03:02:38.33 ID:7wWWSw0AO
「ごめんなさい……。見苦しいところ見せちゃいましたね」

 気丈に微笑み、痛々しく言葉を紡ぐ彼女を見据え、哀川潤は数秒黙り込み、そして口を開く。

「……まぁそうやって溜め込んでりゃある意味楽なんだろうけどよ。自分が潰れた時の責任を他人にすげ替えるんじゃねーぞ」

 生温い同情の言葉も、温かい憐れみの言葉も無かった。
赤色の請負人が吐いたのは、桜にとってはこれ以上なく辛辣な言葉。

「……どういう意味ですか」

「そのまんまだよ。自分が周りから逃げて殻に籠ってるくせに、殻ん中で腐っちまってから吐く言葉は『誰も助けてくれなかった』。そんな生き方はするんじゃねーよって言ってんだ」


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