過去ログ - ぼくがかんがえた聖杯戦争
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61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/29(土) 03:01:39.67 ID:7wWWSw0AO
「そうですか……。じゃあ私行きますね、キッチンに朝食作ってありますから、良かったら食べて下さい」

 それだけ言って桜が部屋から出ようとしたその時、待てよと険しい声が響いた。

「……どうしました?」

 気圧されてしまいそうな声色に、桜は恐る恐る振り返る。
赤色は腕を組み、少し唸ってからぽつりと呟いた。

「お前、朝のアレ毎日やってんの?」

 桜は一瞬目を見開き、悲しそうに顔を伏せる。
来る日も来る日も蟲に、義理の兄に犯される日常。触れて欲しくない自分の汚れた部分に、何の躊躇もなく踏み込んでくる哀川潤を一瞬だけ憎らしく思う。


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