過去ログ - ぼくがかんがえた聖杯戦争
1- 20
98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(九州)[saga]
2011/11/02(水) 01:17:55.33 ID:k3eIpiWAO
 彼と彼女は互いに一歩ずつ歩を進める。
その度に多かった人込みはそれが自然であるかの如く失せてゆき、互いに手が届く距離まで近付いた頃には、辺りに人影一つなかった。

「赤色は好きか?」

「嫌いじゃねぇ。お前も中々似合ってるぜ」

 彼女が語りかけ、彼が答える。
 そして、それが自然であるかのように互いの肩を擦り抜けた。
 刹那、二人は互いに振り返り、鎌のように鋭い後ろ回し蹴りを放つ。
その動きには一切の澱みもなく、さながら演舞のようだ。

「はっ、あたしと踊ってくれるかい!」

「ええ喜んで、お嬢サマ!」

 魔人と人類最強の請負人は互いの邂逅を喜び、同時に頬を緩めた。

サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:vs302.vip2ch.com



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
115Res/55.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice