過去ログ - 仮面ライダー555 VERSUS リベリオン 対 ギターウルフ ロケ地、白石
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ny
[saga]
2011/10/28(金) 21:37:34.33 ID:pbUGHxci0
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【囚人番号KSC2-303 九月三日 午前十時二十五分】
悲鳴、銃声、怒号、狂喜、快感。
それらが一緒くたに纏められ、混在している空間。
何もかもが混じり合い、混沌とした原初に舞い戻ってしまったかのようだ。
それを狂気の空間と呼ぶべきなのかは分からないが、とにかく斯様にして常軌を逸した空間に彼は在った。
鮮血が散る。死臭が鼻腔を刺激する。
まさしく戦場だ。
戦場。殺し合い……、殺仕合の空間。
上等な場所だ。
思いながら、彼は黒く重いジャケットを翻し、己が手の拳銃のトリガーを弾く。
拳銃から発射された銃弾は、目の前の屍鬼の頭蓋を破裂させる。
屍鬼の鮮血が飛散し、彼の顔面を返り血に染める。
彼は笑う。嗤う。黒く、どす黒い情念を感じさせる暗黒の笑顔で。
これだ。これこそを感じたかった。彼はこれこそを求めていたのだ。
生と死の混沌。破壊への衝動。自らの思う儘に相手を殺し続けられるという快感。
この感情を感じるために生きてきたのだ。彼にはその確信があった。
彼は囚人だった。確か与えられたナンバーはKSC2-303。
数え切れないほどの凶悪犯罪、終身刑どころか死刑ですら軽いほどの罪を犯してきた。
狂気の社会不適格者と彼を人は呼称した。存在するだけで醜悪な腐臭を撒き散らす悪鬼と。
いいだろう。彼は気にしない。
何にしろ、この状況では狂気も規律も全てが無意味に帰すだけだ。
笑えるじゃないか、と彼は微笑した。
現在、社会適格者どもは死亡し、社会不適格者は快感を貪っているのだ。
こんな可笑しい事が他にあるだろうか。
故に彼は引き金を引く。相手が何であろうと無関係に、彼は破壊し続けるだけだ。
故に彼は殺す。己の拳で屍鬼の脳髄を引きずり出し、血液を浴びながら厭らしく笑う。
目玉を引き抜き、頭蓋を破壊し、腸を手に巻き付ける。
相手は屍鬼だ。遠慮する事はない。
ただ自分の破壊衝動が治まるまで行動し、殺し尽くす。
それが彼の行動理由、そして、全てなのだから。
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ny
[saga]
2011/10/28(金) 21:38:00.74 ID:pbUGHxci0
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以下略
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:
ny
[saga]
2011/10/28(金) 21:38:39.50 ID:pbUGHxci0
プレストンは両手の拳銃を握り締め、
リビングデッドどもの群れへと突撃していく。
彼我戦力差は約二十対一。
敵方は呻くリビングデッド約二十体。
当方はクラリック一名。
以下略
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