1: ◆WPwc2pN1N6
2011/10/30(日) 15:41:43.69 ID:haqBpRgU0
夜中に突然、何かが燃え盛る音が広がった。
爆発音はなかった。
住民が路上に飛び出すと、建物ではなく、人が炎に包まれていた。
何かを訴えるような仕草もせず、すでにあの特有の身を縮めた姿勢になって燃え、
それから空に向かって炎が強く吹き上がるのを最後に、急速に燃え尽きていった。
野次馬が騒ぎ始めてから気づき、男はあわてて煙のするほうへ向かった。
火事の始末は男の仕事だった。
しかし、着いてみればすでに黒焦げになった遺体がひとつ、延焼はない。
だが、遺体の目の前にあるのは魔法使いたちの根城の一つだった。
燃えた人間に気づいたのか、魔法使いたちが住居から飛び出した。遺体に布をかけると、
周りの抗議にも構わず、さっさと屋内に運び始めたのだ。
男は煙に目を押さえた。
男「……魔法使いめ」
2: ◆WPwc2pN1N6[sage]
2011/10/30(日) 15:44:27.32 ID:haqBpRgU0
<注意>
・厨二病。
・地の文が多目。
・推理ものではありません。
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