12: ◆WPwc2pN1N6[sage]
2011/10/30(日) 20:53:51.78 ID:haqBpRgUo
男「魔法使いは暇なのか? こんなくだらない―――」
少年「食べ終わりましたので、早速支部の事務所に行きましょう。
もちろん、男さんにはついてきてほしいんですが」
少年がさっさと会計を済ませようとするので、男もあわてて立ち上がった。
この有無しか求めない態度は、男が良く知っている魔法使いそのものだ。
全魔連の支部事務所なるところは、昨晩の事件現場より少し離れたところにある。
大通りからは少し外れたところに立っている。
男は常々、やましいところがあるから、こんな入り組んだところに巣食っているのだ、
と考えていた。
人通りが少ないだけではなく、ひっそりとした建物の中では、
誰かがここで働いているなどとは思われないように見えた。
少なくとも外見上は。
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