843:第五話―――神裂「正直、あの子の考えてる事は分かりません」 香焼・五和「「うんうん」」[saga]
2012/01/17(火) 01:44:26.80 ID:g2HG5T/t0
一寸後、ルチアが『車輪』を取り出してしまったのでもう大変。私とオルソラが全力で宥めて事を収束させた。
因みに、フロリスと浦上はソファの上にブッ倒れてる。あーめん。
五和「んもー。三人で片付けしなきゃ駄目ですよ」ジトー・・・
ルチア「私も? 悪いのはコッチの馬鹿二人ですってば」チラッ
フロリス「んな連れない事言うなって、ルチアっちぃ」グデェ・・・
浦上「怖い顔しないで下さいヨー。クールビューティー台無しですって」ツンツン・・・
ルチア「……貴様ら」ジトー・・・
しかし、よくまぁこの二人はルチアに対してこうもフランクに対応できる。ある意味尊敬モノだ。
ベイロープ「真逆だから合うのよ。あ、オルソラ。紅茶お願いして良いかしら。この前御土産で買ってきたヤツ出して」コクッ
オルソラ「はいはい。了承でございます」トコトコ・・・
神裂「……真逆、ですか?」ジー・・・
ベイロープ「でしょ。逆にアンタは同属っぽいからソリが合わない。違う?」フフッ
確かにそうかもしれないが、そうなると浦上とフロリスが如何いうタイプなのか気になる。
ベイロープ「浦上はアンタの方が良く知ってるんじゃなくて?」チラッ
神裂「うーん……正直、半分くらいしか分かりません」ポリポリ・・・
ベイロープ「そんだけ知ってりゃ十分っしょ。私だってフロリス(あの子)が何考えてるかとかは分かんないし」ハァ・・・
神裂「ほぉ……他の二人は?」ジー・・・
ベイロープ「レッサーとランシスって事? レッサーは考えてる事が動きに出るお馬鹿な子だし、ランシスは何となく分かるわ」クスクス・・・
大体香焼宅(ウチ)と同じ様なモノか。
ただ、ウチの場合は五和も香焼も『顔(表情)』に出るタイプだけど。
オルソラ「お待たせしたのでございます。ベイロープ、このお茶で宜しかったのでございましょう?」コトッ・・・
ベイロープ「うんうん。この微妙な香り……まさにゲテモノ紅茶だわ」フフッ
神裂「え”? 何の?」タラー・・・
ベイロープ「キノコ紅茶だって。飲む?」クイッ・・・
断固拒否。そんなモノ何処で拾ってきたし。というか今時の子が紅茶キノコ知ってるのか?
ベイロープ「連れないわね……うーん! 不味い!」カー!
神裂「…………、」タラー・・・
ベイロープ「ふぅ……ところで、何やってるのかしら? お勉強?」ジー・・・
神裂「あ、いえ、仕事です……地域福祉関係の」ポリポリ・・・
オルソラ「『魔術師なのに?』というツッコミは無しでございますよ。先程から再三そう言われてるのでございますから」フフッ
ベイロープ「ふーん……ま、頑張りなさい」ゴクゴクッ・・・
オルソラ「あ、そういえばベイロープの彼はケンブリッジ大学の社会科学部出身ではございませんでしたか? いっそ尋ねてみては」サラッ
ベイロープ「え……んんなぁっ!!? な、し、何、で、し、知ってる、の!?」ダラダラ・・・///
オルソラ「うふふ……しかも、最近カレッジを『キングス(ロンドン)』の方に移したとか……もしかして同棲済みでございます?」ニヤニヤ・・・
ベイロープ「だあああぁ!! しゃ、喋るなあああぁ! か、神裂! 貴女も忘れて頂戴!」カアアァ///
聞いちゃいけない事を聞いた驚きよりも、オルソラの情報量の方に驚いた。やっぱこの人怖いです。
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