過去ログ - さやか「あたし……もうゾンビなんだよ!」大道克巳「それがどうした!」
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337: ◆2PnxfuTa8.
2011/11/30(水) 22:09:28.20 ID:6u0g46V/0
 さて、十分後。


 四人は織莉子の秘密基地でデザートを食べていた。
 ちなみにキリカは奥のベッドで寝ていた。

「さて、加頭さんが我々のメンバーに加わったことを記念しての祝賀会の二次会をこれから始めたいと思います」

 キリヒコは勿論いい顔をしていない。
 伊坂は我関せずでワッフルを若干スマッシュ気味に胃袋に叩き込んでいる。

「質問なのですが織莉子さん」

「あらなんでしょう?」

「何故私を味方に勧誘したのですか?てっきり私はあのまま伊坂さんの力を見せるついでに殺されるものだと
 いやまあ、帰った所で処刑確定なのでありがたいんですけれども」

「そうですね織莉子さん、理由をお聞かせ下さい」

「ええ、そうね。キリヒコさん。あなたには聞かせなくてはならないわ」

 伊坂はモシャモシャとワッフルを食っている。

「我々の……真の敵のことをね」

「あ、ワッフルお代わり下さい」

「はいはーい」

 織莉子は伊坂にお代わりを差し出す。
 伊坂は再び食べ始めた。

「真の敵?鹿目まどかじゃなくて?」

「おや、メープルシロップ味」

「ええ、そっちも重要なんだけど……私達魔法少女にとっての本来の敵、魔女」

「こっちははちみつ味ですか」

「最強の魔女、ワルプルギスの夜、放っておけば被害はこの街一つでは済まない」

「鹿目まどかはいいのですか?」

「ええ、鹿目まどかにさしあたっての危険性は無くなったわ
 ワルプルギスのついでに叩けば良い」

「どういうことですか織莉子さん?」

「あなた達財団Xのおかげよ加頭順」

「は?」

「あなた達がなりふり構わない手段で鹿目まどかを追い詰めてくれたお陰よ」

「どういうことですか?」

「それは……」


   「 お か わ り 」


「はいはい」

 織莉子はジェラートを出してきて伊坂に食べさせる。

「あっそれ私のジェラートだよ!」

「安心なさいキリカ、たくさん作ってるわ」

 奥で寝込んでいたキリカが部屋から出てくる。
 織莉子はキリカを膝枕してあげながらキリカにジェラートを食べさせてあげる。
 まるで猫を可愛がる悪の軍団の長だ。


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