過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」 二殺目
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12:とある複製の妹達支援[saga sage]
2011/11/16(水) 23:15:35.54 ID:UHXJcgQHo

〜AIM解析研究所〜


安達「…………熱っ…………」

電流が走ったかのような、ピリピリとした肌の痛みで安達生は目を覚ました。

安達「ば……馬鹿な……」

驚愕がそのまま形になったように口から出た。

――何故、自分は生きているのだろうか?

正直、確実に死んだと思った。
炎に全身を包まれた時は、「あ、殺られたな」等と覚悟する始末である。

この手の思考は死に慣れてしまっている自分達の悪癖なのかも知れないと、ふと思った。

安達「服もほとんど焦げてない……」

素肌の部分は火傷を負っていたが、それも死に至るようなダメージではない。

――どうやら、手加減をされたらしい。

安達「元の持ち主より、上手く使ってるんじゃないか……?」

それでも気を失ったのは炎によって周囲の酸素を瞬間的に奪われ、酸欠になったからだろう。

安達「(初春は……連れて行かれた、か)」

研究資料がそのままになっている点を鑑みると、木山は『目的』とやらを果たしに行ったのかも知れない。

安達「(パソコンは……迂闊に触らない方がいいか)」

いかにも手掛かりがありそうだが、何らかの処置が施してある可能性が極めて高い。

携帯電話を取り出すと、仲間と黒子宛にそれぞれメールを打ち、送信する。

仲間達には現状と警備員(アンチスキル)にいる風見生への要請を。
黒子へは初春が攫われた事と、自分が怪我をした事を。

安達「――この際、俺はここで戦線離脱した事にさせてもらうとしますか」

うかうかしていると、この施設には警備員が殺到するだろう。
そうなるとかなり動きは制限される。

その前に木山春生の後を追いたかった。

安達「(確か、ここの近くの駐車場にアレがあった筈じゃん……!)」

懐にある仮面の感触を確かめた後、生は部屋を飛び出した。


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