過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」 二殺目
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128:とある複製の妹達支援[saga sage]
2012/02/12(日) 22:32:24.11 ID:dtY9H4qlo

初春「(早く……御坂さんが引き付けてくれている間に……!)」

全力で階段を駆け上がる初春。
彼女が進む階段の少し先の場所に幻想猛獣の光線が着弾した。

初春「きゃっ!?」

小さな体が宙を舞い、階段の壁に叩き付けられる。

初春「くっ……痛っ……」ズキッ

胸ポケットの中の治療プログラムの無事を確認すると額から流れる血を拭って、再び歩き出す。

初春「急がないと……手遅れになる前に……」

――私だって、風紀委員なんだから。

風紀委員としての誇りが、多くの学生達を……木山春生を救けたい気持ちが初春に前に進む力をくれる。

崩れかけた階段を慎重に歩く。

しかし、足元への注意が……そのまま周囲への不注意へと変わっていた。

『初春さんっ!!!』

誰かの悲鳴にも似た、叫び。

初春「あっ……」

向かってくる光。

ただ。

呆然と。

動けなくて。

このまま。

――呑み込まる。

その時、初春の頬を優しい風が撫でた。


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