過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」 二殺目
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138:とある複製の妹達支援[saga sage]
2012/02/12(日) 23:04:56.75 ID:dtY9H4qlo

木山「幻想猛獣の動きが……変わった……?」

安達「あぁ、明らかに単調になってるじゃん」

二人と幻想猛獣の戦闘を観察していた木山の呟きに隣の生も賛同する。

今までは自身に対する攻撃への反撃以外は良くも悪くも不規則……出鱈目に暴れている側面が強かった。

木山「どうも、あの少年に対して妙に攻撃が集中しているような……」

単純な火力で言えば、脅威なのは御坂美琴であって、上条当麻ではない。

安達「まさか、『幻想殺し(イマジンブレイカー)』に反応している……?」

木山「その、『幻想殺し』……というのは少年の能力かな?」

その問い掛けに対して、簡単に上条の右手について説明する。

木山「――あらゆる異能の力を打ち消す右手……か。それは凄いな」

それなら超能力者である御坂美琴と共に戦えているのも多少は納得が出来る。

安達「あの化物は能力の塊なんだろ? 上条の右手は言わば天敵――触れただけで致命傷になりかねない」

実際、上条に対しての攻撃は光線や能力のみで触手での接触は避けているように見える。


――事実、その推察は的を射ていた。


怒涛のように放たれる攻撃。
しかし、標的は『矛』の少女ではない。

狙いは『盾』の少年。

自らを殺す、その存在の出現に『彼』は恐怖していた。
複数の人間の能力と脳によって創り出された幻想の獣は、『幻想殺し』に明確な恐怖を感じていたのだ。

触れたくない。

恐ろしい。怖い。死にたくない。嫌だ。止めて。来るな。

――例え、触れられても核さえ無事なら、耐えられる。

そうだ、生き残れる。

ならば、再生の効く『腕』を犠牲にして、物理的に奴を破壊すればいい。

危険(リスク)と勝利を天秤にかけるような思考。



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