過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」 二殺目
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140:とある複製の妹達支援[saga sage]
2012/02/12(日) 23:09:15.66 ID:dtY9H4qlo

『幻想殺し』への恐怖と二人の連携の前に――幻想猛獣は確実に追い詰められていた。

その結果、無差別の破壊を振りまく化物とは思えないような行動へと『彼』を走らせる。

――逃亡である。

美琴「なっ!?」

上条「アイツ、原子力実験炉の方に……?」

美琴「」ビシッ

上条の何気ない言葉に美琴は全身が石になったような錯覚に陥った。

美琴「…………え、今……アンタ、何て?」ギギギッ

首だけを上条の方へと向けて、再確認する。
自分の聴き間違いなら、それで問題ない。

上条「……原子力実験炉?」

美琴「……マジ?」

上条「不幸にもな」

美琴「なら、急いで止めないと!」

上条「――ちょっと待った」ガシッ

追撃に入ろうとする美琴の腕を上条が掴んで押し留める。

美琴「……な、何?」

上条「御坂は少し休んでてくれ。ずっと戦ってたんだろ?」

美琴「そ、それはそうだけど……」

上条「このまま戦っていても消耗するのはこっちだし、
    初春さんがネットワークの破壊に成功してもそれで終わるとは限らない」

確実に仕留める為にも最大戦力である美琴の消耗は避けたい、というのが上条の意見だった。

美琴「だからって、アンタ一人じゃ戦いようが……」

上条「……」スッ

黙って、というよりも何かに苦笑しながら、上条は幻想猛獣の行き先を指差す。
促されるまま、上条の指先へと視線を向ける。

美琴「――へ?」

それを視界に収めた時、美琴の口から間抜けな声が漏れた。



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