過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」 二殺目
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174:とある複製の妹達支援[saga sage]
2012/04/18(水) 23:22:12.88 ID:yh0HnsWzo

それは、一瞬の思考の空白。
その一瞬の間に幻想猛獣は起き上がり、木山に向かって走りだす。

安達「しまった!」

木山「くっ!」

眼前に迫り来る魔手に木山は身を固める。

ガキンッ!!!

衝突音が響くが次に来るであろう、痛みは来ない。

???『――大丈夫』

自身の内側から、優しく語りかけるような声。

木山「え……?」

それは幻想猛獣の暴走によって彼女の手から離れた力だった。

そのはずだった。

木山「……どうして……」

因果は巡る。

善行であろうと、悪行であろうと。

全ての事象は互いに繋がり、交差し、時に思わぬ結果へと辿り着く。

それは皮肉だろうか。
或いは運命だろうか。

木山春生の絶望の原因である、暴走能力の法則解析用誘爆実験。

その成果である『体晶』を使用した滝壺理后によって、
新倉生は一時的に『幻想猛獣』によって暴走するネットワークから逃れた。

木山「……私を守ってくれた……のか……?」

自分の意思とは無関係に発動した『孤高赤星』の守護防壁。

炎の盾によって、幻想猛獣の爪が木山に届くことはない。

それが意味するモノは。
他ならない、新倉生の意志。

安達「新倉の野郎……」

……そして、決着の時が来る。

〜〜〜〜♪

美琴「……この曲……!」

上条「間に合った……のか?」

五感全てに訴えかけるような、その音色。


――――学園都市を解放を宿した旋律が包み込んだ。


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