過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」 二殺目
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190:とある複製の妹達支援[saga]
2012/04/19(木) 00:12:34.94 ID:W8+2pLyVo
結局、最後までおんぶにも抵抗していた美琴だったが、
あのまま現場に残って黒子に動けない体を任せるというのは、もっと遠慮したかった。
美琴「――重いとか言ったら、このまま電撃かますからっ!」///
そんな訳で、上条を威嚇しながらも一応は大人しく、その背中に体を預けている次第である。
上条「うーん」
美琴「な、なによ!」
上条「いやさ、女子中学生の平均的な重さなんて上条さんは知る由もないんですが……御坂、少し軽すぎないか?」
からかうような声音ではなかったので……その言葉が純粋な疑問と心配から出たのは美琴にも分かった。
美琴「……そんなことはない、と……思う……けど」
上条「ちゃんと食べてる?」
まるで一人暮らしの子供を心配する母親のような訊き方である。
美琴「……少なくとも食事に関しては、アンタよりも健全かつ安定してると思うわ」
上条「ソレモソウデスネ」グスッ
美琴「何で泣きそうになってるのよ……」
そこで――ふと、会話が止まった。
上条「(…………ヤバい)」
微妙な会話の空白に上条は隠していた焦りを額に冷や汗として滲ませる。
上条「(考えるな考えるな考えるな考えるな考えるな)」
確かに美琴が軽すぎるんではないか、と思ったのは事実だ。
しかしそれは、逃げの思考に他ならない。
『それ』から意識を逸らせる為に比較的安全な場所に思考を着地させただけ。
幻想猛獣との戦いで美琴を抱き止めた時にも思ったのだが。
――こんなにも軽いのに……どうして、こんなに『ふくふく』してるんだろう?
上条「(あぁ…………もうダメだ、意識しないようにすると、逆に泥沼だ)」トホホ
正直に言うべきであろう、御坂さんの体の柔らかさに上条さんの理性は限界です、と。
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