過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」 二殺目
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80:とある複製の妹達支援[saga sage]
2011/12/24(土) 02:45:54.61 ID:hw9C40WQo

黄泉川『両手を頭の後ろで組んで、その場でうつ伏せになれ』

言われた通りに木山は頭の後ろで腕を組む。

鉄装「――拳銃を携帯している模様。人質にされている風紀委員の少女は無事です」

黄泉川の隣に控えていた眼鏡の女性警備員――鉄装綴里(てっそうつづり)が、双眼鏡で車内の初春の様子を確認する。

黄泉川「よし、確保じゃん!」

その号令に合わせて、警備ロボと警備員がゆっくりと前進する。

木山「(――さてと)」

キィィィィィィィン!!!

赤く染まった眼球――その視界に一人の警備員を捉え……更にその警備員が持っている銃に照準を合わせる。

クンッ。

警備員A「へ……アレ……何で?」カチッ

木山に向けられていた銃口が、仲間の警備員へ矛先を変え、己の意志とは関係なく引き金が動いた。

ババババババババッ!!!

警備員B「ぐっ!?」

警備員C「うわっ!」

警備員D「貴様、一体何を!」

背後からの銃撃に警備員達は混乱し、味方同士で銃口を向け合う。

警備員A「ち、違う! 俺の意志じゃない! 銃が勝手に……!」

慌てて弁明するが、既に遅かった。

――警備員達の意識が……木山から完全に外れた。

木山「」スッ

突き出された木山の掌に風が渦巻き、収束していく。

黄泉川「馬鹿なっ!? 能力者だと!?」

そして、解き放たれた暴風が――圧倒的な破壊を呼ぶ。



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