過去ログ - 淫魔「んふふ」 修道女「闇の気配がする……」
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2011/11/07(月) 19:26:14.23 ID:TOnmkMFqo
インターミッション
淫魔「いえーい! おまんこは飲み物! ちんこは食べ物! お尻の穴はいれるもの! どうもこんばんは! あなたの夜のお友達、淫魔です!」
男「いえーい……」
以下略
132
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2011/11/07(月) 19:38:22.27 ID:TOnmkMFqo
……
むかしむかし。
電気も蒸気機関もまだまだ現れないころ。
東ヨーロッパのある国に男と女がいた。
男は神学校に通う敬虔な貴族の子息の修道士。
以下略
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2011/11/07(月) 19:43:14.45 ID:TOnmkMFqo
高い位の貴族の子でありながら、修道士は誰にでも優しく誠実で、神と愛と勉学に献身的な青年だった。
修道女は両親こそいないが、まっすぐに育ち、優しさと感謝を忘れない娘だった。
月日はわずかに流れ、互いはさらに惹かれ合う。
修道女「お帰りなさい」
以下略
134
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[saga]
2011/11/07(月) 19:49:52.91 ID:TOnmkMFqo
愛の告白を交わし、視線だけの交差を重ね、二人の愛は清いまま育っていった。
修道女が病に倒れても。
修道士「先生、修道女は治りますか?」
医者「おそらく……いいえ……もう、無理でしょうな」
以下略
135
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[saga]
2011/11/07(月) 20:00:21.17 ID:TOnmkMFqo
それから、修道士は食事も睡眠もとることなく、ひたすらに祭壇に祈り続けた。
続ける礼拝に衣の膝がすり切れ、絶えることなく神に祈りを捧げたが、修道女は日増しに弱っていった。
修道士の祈りは届かず、遂に修道女は眠ったまま返事をしなくなり、修道士は町外れの医者の家を訪ねた。
医者「そろそろ来る頃と思っていましたよ」
以下略
136
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2011/11/07(月) 20:01:27.44 ID:nPSrVUcD0
空気読めなくて悪いが前作のリンク貼り付けてくれないか?
137
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[saga]
2011/11/07(月) 20:14:09.94 ID:TOnmkMFqo
もはや修道士に迷うことはなかった。
本に書いてあるとおりの禍々しい道具をそろえた。
沼でカエルを捕まえて肝を引きずり出し、黒ヤギの頭を切り落とし、墓を掘り返して死者の遺髪と爪をはがしとった。
礼拝堂に魔方陣を敷き、神を汚す言葉を唱え、悪魔の姿を求めると、黒い光とともにそれは現れた。
礼拝堂の天井に迫る、巨大な影は言う。
以下略
138
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(沖縄県)
[saga]
2011/11/07(月) 20:55:06.67 ID:TOnmkMFqo
薄暗い部屋の中、修道女はぱちりと目を覚ました。
胸から体中に広がった痛みが消えている。
藁のようだった手足に力が戻っている。
修道女「うそ……」
以下略
139
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[saga]
2011/11/07(月) 21:13:46.06 ID:TOnmkMFqo
修道士の灰の山が消えた床に、修道女は手をつき、礼拝堂にそびえる巨大な影を見上げた。
修道女「悪魔……?」
鬼神「契約は成った。わが新しき同胞よ」
以下略
140
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[saga]
2011/11/07(月) 22:05:57.68 ID:TOnmkMFqo
インターミッション
淫魔「ちゅるるるるるんっ……ふう、ねえ男、気持ちよかったでしょ?」
男「…………」ピクピク
以下略
141
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[saga]
2011/11/07(月) 22:34:14.25 ID:TOnmkMFqo
修道女は目から目覚めた。
耳はまだ聞こえず、身体がどんよりと重い。
見上げているのは、見慣れないコンクリートの天井だった。
なぜ自分がここに寝ているのかわからず、わずかなあいだ、ぼおっとしていた。
甘いにおいが鼻をつく。
以下略
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