過去ログ - 淫魔「んふふ」 修道女「闇の気配がする……」
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46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(沖縄県)
2011/11/06(日) 12:55:05.80 ID:MJKDne9Zo
淫魔「んふふ、これで終わるわけないでしょ?」

命つきる寸前、男の耳に、淫魔の声が響いた。
ついで、パチンと指を鳴らす音。

瞬時に男の身体に感覚が戻る。ケガも治っている。
男は床から身を起こし、裸で男を見下ろす淫魔を見た。

男「淫魔……?」
淫魔「男、弱いのに無理しすぎ。でも、かっこよかったよ……ちょっと濡れちゃった……ほら」

淫魔は手を陰部に伸ばし、少し水音を立ててから前に引き、きらきら光る粘液の糸を男に見せる。

淫魔「ああ、彼我の戦力差絶対なれど、男は愛する相手のために命をなげうち立ち向かう。力及ばず倒れるも、胸には熱い愛燃える……んふふ、いーもの見せてもらったよ」

廊下に立つ淫魔を見て、振り返った修道女も驚愕の色を浮かべていた。

修道女「おまえ……どうして?」
淫魔「ん、どうしてって?」

修道女「どうしてお前がここにいる」
淫魔「んう 難しい質問だねえ。しいていうなら、我思う故に我あり、かな?」

修道女「どうやって復活した?」
淫魔「復活なんてしてないよ」

修道女「それなら、予備の身体でも用意していたの?」
淫魔「いんや、予備の身体なんてないよ?」

修道女「わたしは確かに、おまえを殺した」
淫魔「そうだね」

修道女「子宮も脳も、それ以外の肉の一片、髪の一筋、血の一滴さえ残さず浄化したというのに、なぜおまえはここに居る。復活したわけでもなく、予備の身体があったのでもなく、なぜだ!」

淫魔「たしかにわたしはあなたに殺された。でも、どうしてわたしはここに居ちゃあいけないの?」


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