過去ログ - 女教師「折角のクリスマス・イヴだし、付き合ってあげる」
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[saga]
2011/11/10(木) 21:21:59.87 ID:3DymN/oc0
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二年前、僕は少し遅い初恋をしていた。
相手は同じクラスで隣の席の女子。
その程度の事で運命なんかを感じちゃうくらい、その時の僕は幼かった。
その子を好きになった理由はよく憶えていない。
人に恋をするのに理由なんて必要無い、
なんて気障ったらしい事を言いたいわけじゃない。
ただ単に本当に憶えてないだけだ。
でも、今思い返すと見当を付けられないでもない。
多分、僕がその子を好きになった理由は、
外見が好みな方で、隣の席だから話す機会が多かったって、それだけの事だと思う。
単純過ぎるけど、そんな理由で誰かに恋してるのは僕だけじゃなかったはずだ。
特に高校一年生なんて時期は、色んな事に夢見がちな時期だから。
単純な事に過剰な期待を寄せちゃう時期だから。
なんて達観出来るほど、僕もそんなに年を取ってるわけじゃないが。
その初恋の子とはそれなりにいい関係になれていたはずだ。
何度か街に遊びに行った事もあるし、二人きりで文化祭の準備をしたりもしていた。
文化祭の準備の途中、夕焼けに照らされるその子のはにかんだ顔を見て、
綺麗だな、なんて思ったりして、そんな気恥ずかしくなる初恋だった。
初恋は実らない。
なんて言い出したのは誰だったのか。
例の如く、僕のその初恋が実る事はなかった。
あれは高校一年の冬休みの元日の事だ。
その日、特に予定も無かった僕は何となく初詣に行ってみていた。
初詣なんかあんまり行った事が無かったし、
たまにはいいかな、なんて軽い気持ちで僕は一人で近くの神社に向かったんだ。
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