過去ログ - 女「そこまでです、タイムトラベラー!」男「またかよォッ?!」
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◆N1RGqRourg
2011/11/09(水) 10:19:01.97 ID:5l5SxB660
はじめに言います。
思いつきで書いています。
「―――ッ!!―――ッ!!」
少女は走っていた。
いまだ獣の血の匂いを芳す革を身にまとい、汗水ちらして家族の血に染まった真っ赤な脚を駆り続けている。
―ガサッ……タタッ………タタタタッ―
その匂いに誘われて、ケダモノが追ってくる。
「―――ッ!!」
背中越しにその足音を確かに聞き取った少女は、
瞼をグッと閉じ、身体を前に倒しながら、血を散らす両足に更に鞭を打った。
2
:
◆N1RGqRourg
2011/11/09(水) 10:28:50.52 ID:5l5SxB660
少女を追うケダモノ。
それは、少女に親の返り血を浴びせた存在そのものだった。
「―――ッ!」―ギリッ―
以下略
3
:
◆N1RGqRourg
2011/11/09(水) 10:35:33.94 ID:5l5SxB660
少女はまともな言語を有していない。
それは、少女の家族も同じであった。
穴倉に住まい、昼は動物を狩り出て、夜は焚き火に照らされながら倉に篭る。
動物的自然の生活を送る少女らを襲ったのも、また、動物的自然であった。
以下略
4
:
◆N1RGqRourg
2011/11/09(水) 10:41:16.50 ID:5l5SxB660
「―――ッッッ!!」
言葉ではない叫びを腹からもらし、長大なクレーターの内へと転がり落ちる少女。
以下略
5
:
◆N1RGqRourg
2011/11/09(水) 10:48:34.14 ID:5l5SxB660
無理が祟って胃液を反芻するも、少女はそれすら飲み下して更なる無茶を身体にさせる。
後ろに手を突きながら、上半身だけを起こして穴から這い出んがため、
ケダモノと睨み合いながらもジリジリと後ろに体重をかけていく。
以下略
6
:
◆N1RGqRourg
2011/11/09(水) 10:54:42.29 ID:5l5SxB660
―ギュオォッ!!―
-突如人影が少女とケダモノの間に立ちはだかり、
轟音と共に蒼く輝くその拳を空中で無防備なケダモノの横っ腹へと叩き込んだ。
以下略
7
:
◆N1RGqRourg
2011/11/09(水) 11:03:13.69 ID:5l5SxB660
――――――。
男「ぶぇっくしゅんっ!!ちくしょうめぇっ!!!!―――――ふぇっ?今何時?」
以下略
8
:
◆N1RGqRourg
2011/11/09(水) 11:10:59.29 ID:5l5SxB660
男「オホン……」
男「―らめぇぇぇぇぇっ!!!そこぉっ!!そこぉっしゅごいのぉぉぉぉっ!!!あへぇっ!!!―」
男「…あれ?」
以下略
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