過去ログ - オーキド「お前たちの股間にモンスターがおるじゃろう」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]
2011/11/12(土) 11:18:20.22 ID:EaWh+S/Go
コツコツと、靴底が石造りの床を叩く音が響く。
ニビジム、その奥へと続く廊下。
タケシの後に続き、レッドは身を固くしながら早足に歩いていた。
レッド「あの、タケシさん……鍛えるって、いったいどんな……」
足音にかき消される、蚊の鳴くような声。
レッドの脳裏にジム内の様子が浮かぶ。
耐久力を鍛えるため、ポケモンを竹刀で打ちつける荒行。
体に重りをくくりつけての走りこみに、おびただしい回数のバーベル上げ。
どれもとても耐えられそうにない、凄まじいトレーニング風景だった。
タケシ「はは……不安がることはないよ、レッド君。俺は一週間、君にバトルもトレーニングもさせるつもりはないからね」
レッド「え? それってどういう……」
タケシ「ほら、着いたぞ」
戸惑うレッドに構わず、目的の部屋のドアが開かれる。
レッド「え、ここって」
石造りのジム内に珍しく、そこは板張りの部屋だった。
備え付けの机や椅子、電気スタンド、見るからに柔らかそうなベッド。
さらに風呂、トイレまで個室でついている。
内側から鍵までかけられるようだ。
タケシ「見ての通り、うちのジム内で一番の客室さ。今日から一週間、レッド君にはここで寝泊りしてもらう」
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