17:物書き ◆MAGtVGUz8I[sage]
2011/11/11(金) 22:42:57.96 ID:feyAtIv+0
こうして、あたしは天界に向かっているわけだけども。
…寒くないんだよね、これが。
普通、大気が薄くなるからかなり寒くなるはずなんだけどぜんぜん寒くない。
ボックス型の馬車じゃないんだよ?一応いっておくと。
すっごく不思議な感じ。
ぽかぽかあったかくて、なんかきもちまでふわふわふわふわ…
…
「アリス!アリス!」
「あと…もう少し…」
「寝てないの!もうつくんだよ!?」
「ふえ…?」
いつの間にか寝てたみたい。
口からよだれがたれてた…。恥ずかしい。
そのよだれを拭いてあたしは顔を上げた。目の前にあったのは大きな光り輝く壁。
…壁!?
しかも馬車は一直線に壁に向かってる。
このままだと直撃コース。馬車から放り出される!
「危ないって!危ないって!」
「大丈夫だよー。空間を隔ててる壁を越えるだけだから。ほら、ハリポタのあの駅の壁みたいな感じだよ」
「あぁ…駅の柱が入り口の…」
「そうそう。そんな感じ。あたっても痛くないよ?」
「へー……ってうわあああああっ」
一気に馬車が加速した。
そして、あたしは壁にめり込んでいった。
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