21:物書き ◆MAGtVGUz8I[age]
2011/11/12(土) 00:48:33.37 ID:aFWoyn5G0
もしかしたら、あたしの見通しが甘かったのかもしれないけど。
奇跡
そんなかっこいい神様だったなんて!
でも、リーニアスさんが言うにはまだまだ奇跡の数が足りてない、らしい。
まあ、力を持っていないあたしはまだわからないって言っていた。
けど、もし、もしだよ?あたしが神様になって、神様になったら人を救うことができる?
リーニアスさんは言ってくれた。
神様の中で人を救うことができるのは魔法神だけだ、って。
「リーニアスさん。リーニアスさんはあたしに力を渡した後どうなるんですか?」
「俺か?俺はたぶん消える、な。そして人間に生まれるだろう」
「神様の交代は2億年とかアルミナは言ってたんですけど…」
「いや、ちがうぞ?」
「えっ!?違うんですか?」
「ああ、大体5千年くらいだ。そんなに長くはないよ」
「アルミナ…あの子嘘教えたわねええええ…!」
「あはははww まあ、落ち着きなって」
「それと…神様になった後のあたしの存在はどうなるんですか?」
「ああ、そのこともアルミナのやつ、説明してないのか…。神になるやつも、神に関わったやつも、存在自体を都合のいいように変えられてしまう」
「どういう…ことです?」
「神になったやつは死んだことになるし、神に関わったやつは最初からそういう存在だったってことになってしまう」
「過去が書き換えられてしまう…?」
「そう。過去が書き換えられるんだ。都合のいいように、な」
じゃあ、あたしは死んだことになるのか。
それでも、なんかいいかな。って思うのはやっぱりなんでだろう。
どこか、日常にあたしは退屈してた…のかな?
こういうのって中2病独特の感じだよね。
リアル中2のあたしにとってみれば、まあそんなものじゃないかって気になってくる。
ご都合主義もここまでくると尊敬できるね。
「さて、魔法神の神殿に案内しよう」
リーニアスさんがそういって歩き始めた。
あたしはその後をついていった。
魔法神の神殿…これからあたしが過ごす場所。
まあ、創世神の神殿からかなり近かったけど、中に入ったとたんびっくりした。
「アニメグッズがいっぱい…」
そう。壁にはポスターが貼ってあるわ、フィギュアが並んでるわ、ある意味、究極のヲタクの部屋って感じ。
「俺の趣味だ」
リーニアスさん…すごく、以外です。
「一応言っておくが…、地上のテレビも見れるし、地上に降りれるぞ?結構自由に」
天界、ゆるいなー
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