40:物書き ◆MAGtVGUz8I[age]
2011/11/20(日) 22:09:55.50 ID:9zkV+zS70
>>39
ありがとうございます!
今日から本編です。
ちょっとだけしか書きだめてないよ^p^
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01:おしごと
アリスは悩んでいた。
「んーっ…」
ここ最近、終日こんな状態である。
主がこんな状態では必然的にアルミナの仕事も少なくなっていた。
「アルミナ…なんであたしを睨むの?」
アルミナの視線に気がついたのか、アリスが顔をあげて聞く。アルミナは大きくため息をついた。
「アリス…なんで悩んでるの?」
「え?ああ、魔法少年を作るかどうか」
「聞いた私が悪かったわ。じゃあ、私戻るね」
「ああっ!ごめんって!嘘だよお!」
立ち去ろうとするアルミナをアリスが引き止める。アルミナは振り返ると、しゃがみこんでいじけているアリスの正面にしゃがんだ。
「あのね、アリス。いきなりこんな話になるのもなんなんだけどね?私はあなたの補佐官なの。わかる?」
「わかってるわよ。そのくらい」
アリスは口を尖らせる。アルミナはその様子に不敵に微笑み、アリスに向かっていった。
「私はあなたの言うことを忠実に聞く人形じゃないよ。きちんと意思を持ってる。だから、迷ったとき、悩んだときは私に言いなさいよ。私とアリスは対等なんでしょ?」
アルミナの言葉に、アリスは笑った。
「あはは…そうだね。うん、そうだ。あたしとアルミナは対等なんだよね」
アルミナは何もまちがったことを言っていない。なにも、言ってないのだ。
「うん、そうよね。これはリーニアスさんに感謝だわ」
「?」
アルミナはなぜそこでリーニアスの名前が出てきたのかが理解できなかったが、アリスの真意がなんとなく伝わったのか。
主が自分を必要としてくれていることが分かって純粋にうれしかった。
前の主は決してそんなことはなかった。
「あのね、アルミナ。属性武器って格好良くない?」
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