過去ログ - 魔法少女とその考察
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41:物書き ◆MAGtVGUz8I[age]
2011/11/20(日) 22:11:51.09 ID:9zkV+zS70
「は?」

アリスはアルミナにいきなり話を振った。
アルミナは少し驚いた顔をして聞き返す。

「どういう意味?」
「んー?あのね、今までの魔法少女のシステム…。リーニアスさんまでの魔法少女のシステムってね、 魔法少女は『神に選ばれた者』って存在で、彼女たちが神に『助力を乞う』っていうことが許されている存在だったの。ただし、助力を乞われて助けることができるのは魔法神だけ。だから、増やしすぎては手が回らないし、なおかつ、選ばれた存在の声が届くようにするたびに魔物が生まれてしまうっていうオマケ付。これじゃあ、どうしても救えない人がでてきちゃうんだよねー」

アルミナは、驚愕を隠せなかった。
アリスはたった14歳の少女だ。そう、たとえ神になったとしても人生の経験や頭脳に関してはどうしても大人に劣るはずだ。
なのに、なのに。
彼女は、今までのシステムを改善するシステムを考えだしたのだ。

「つまり、アリス…。武器を持たせて魔法少女自体に魔物を退治させるの?」
「ピンポーン!それと、あたしの力を使えば魔物を隔離することだってできるわ」

アルミナはどうしても気になったことがあった。
それは

「ねえ、アリス。なんで今までの神はそうしなかったのかな?」
「いや、誰も考え付いてないみたいだよ?あたしが覚えてる限りでは」
「どういうこと…?」
「神の力を継承するときに、今までの神様の記憶ももらうのよ。だから、あたしがもらった記憶の中にそのことを思い立った形跡がまったくないの」
「(…知らなかった)じゃあ、なんでアリスはこれを思いついたわけ?」
「んー、アニメの見過ぎ?まあとりあえず、よ。属性武器に関しては他の神様から力を貸してもらうことにして…」
「どんなアニメよ」
「えー。言わなきゃダメ?」
「興味があるから」

「とりあえず、隔離っていうのは『デジモン』でしょー。武器って言うのは『まどマギ』とか。属性とかって言うのは『プリキュア5』とか、その他もろもろから…かな」

「本当にアニメね」
「だから言ったじゃない」


「で、アルミナに頼みごとがあるの」


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