過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」
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610:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sagesaga]
2011/12/26(月) 04:13:07.29 ID:6Quk2P/G0
盗賊「おい、ドラゴンの鱗ってのは」

戦士「文字通り、魔物・ドラゴンの肌に張り付いてる鱗の事だろうよ」

戦士「何でも、その鱗ってのが武器や防具を作ったりする奴らにとっちゃ、喉から手が出るほど欲しい一品だそうだ」

僧侶「それ程素材として優秀な物ってことでしょうか…」

職人「優秀なんてもんじゃねぇ。最高だ」

職人「そいつ一枚ありゃ、最高の一品を作り上げられる」

戦士「だけどよ、ドラゴンなんて並大抵の人間じゃ敵わないだろ?」

戦士「それを婆さん1人に頼むなんて」

子ども「婆ちゃんは、昔凄腕の武人だったって言ってたよ」

子ども「でも最近はあんまり元気なさそうだったんだー…」

魔王「老いぼれは死を迎えるだけだからのぅ。寿命が近かったのであろう」

職人「違うね。最近どころか、あいつは剣を握る事をやめてからずっと元気なかった」

職人「戦う事こそが、あいつにとってたった1つの生き甲斐だったんだろうよ」

戦士「気持ちは、わかるな」

盗賊「まぁ、生粋の肉ダルマだからな。てめぇは…くくっ」

戦士「どういう意味よ?」

僧侶「…まさか、ドラゴンの鱗を取ってくるように頼んだのは」

職人「ああ、あいつにドラゴンと一戦噛ませてやりたくてな」

盗賊「婆さんがドラゴンなんて相手にできるわけねぇだろ…」

職人「さて、な」


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