過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」
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612:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sagesaga]
2011/12/26(月) 04:16:15.15 ID:6Quk2P/G0
戦士「勇者殿。オヤジが言う通り、別の鍛冶屋当たりましょうぜ?」

戦士「こんなんじゃ話になんないっス……」

盗賊「同感だぜ」

魔王「いいや、余はこやつに作らせるよ。気に食わんから!」

職人「どういう意味だ…」

魔王「気に食わんからこそ、貴様に仕事を与えるというのだ。しかも、魔剣の!」

僧侶「嫌がらせって事ですか…」

魔王「ふふーんっ」

魔剣『勇者ちゃんカッコいい! 抱いてー!』

魔王「貴様、キモいである。して、返事はどうしたよ」

職人「……」

職人「……1つ、取ってきてもらいたい素材がある」

魔王「申してみろ」

職人「ドラゴンの鱗……!」

盗賊「…このじじい」

職人「ふん、嫌がらせには嫌がらせで返すのが礼儀だ。それに」

職人「その魔剣じゃ鱗を使った鞘でなければ収まりきらんだろう、その膨大な力ならな。……俺の腕にかけて最高の鞘を
作ってやる」

職人「鱗が俺への支払いだ。いいな? それで物を作る」

魔王「やはり、こやつはいけ好かん老いぼれよ」

魔王「よいだろう。貴様はここで余が再び訪れる時を待つが良い」

魔王「間違っても、死のうだなんて考えるなよ…?」

職人「当たり前だ。若造」フッ

子ども「じ、じいちゃんカッケェ……!」

職人「おうよ」


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