過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」
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719:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sagesaga]
2011/12/31(土) 04:02:53.84 ID:fdqwbSqv0
次の日も、次の日も、その優しげな声の魔物は訪れた。

魔王子も次第に聞き上手な魔物へ心を許してゆき、会話を弾ませた。


魔王子「しての、側近の奴がバカなのだ」

『存じております。アレは無能です』

魔王子「貴様も分かっておったか。あやつは非情にウザいのだ」

魔王子「余の躾役などいらんというに!」

『ですが、魔王へとなられた時、礼儀作法はとても大切です……』

『何よりも、全ての者の上に立つ身として……』

魔王子「知るか。魔物どもの上に立つだけなら、その様なものは不要であろうが」

『そうでしょうか……ですが、現魔王様はとても立派な方であられますわ……』

『皆が魔王様を慕っています。あの圧倒的なカリスマ、威厳、存在感……』

魔王子「……パパ上はダメである」

『なぜ、でしょうか』

魔王子「浮かれておるのだ」

魔王子「確かに奴は強い、そして頭も良い」

『ええ』

魔王子「だが、近頃は勇者どもに油断を見せまくりである」

魔王子「歳のせいか、判断力も落ちておる」

魔王子「奴はもう魔王の椅子から降りるべきなのだ……!」

『それで、魔王様へ襲いになられたのですか……王子……』

魔王子「うむ」


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