24: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/22(火) 20:37:00.24 ID:3CCGXJX90
二人で歩きながら、色々な話をした。
朝からずっと、話しているはずなのに話が尽きることはなくって、むしろどんどん話したいことが湧き上がってきて。
気が付くとちなつちゃんの家に行ったときよく遊ぶ公園の前まで来てしまっていた。
そろそろ空は暗い。
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[sage]
2011/11/23(水) 10:04:16.26 ID:vb3MfDp3o
いいね
期待してます
26: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/23(水) 15:09:43.56 ID:S+WsVRMM0
ちなつちゃんはそれから、公園の脇にあるベンチに私を座らせると、自販機から二つ、缶ジュースを買って一つを私に渡してくれた。
あかり「いいの?」
ちなつ「私のおごり!昨日お姉ちゃんからお小遣いもらっちゃったんだ」
27: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/23(水) 15:18:19.37 ID:S+WsVRMM0
ちなつ「あかりちゃん、私ってどこがだめなんだと思う?」
車が一台二台、公園前を通り過ぎていった頃だった。
ちなつちゃんがなんの前置きもなしに、そう訊ねてきた。
28: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/23(水) 15:34:36.52 ID:S+WsVRMM0
ちなつ「京子先輩のことも、あかりちゃんのことも、みんな同じようにでしょ?」
それはそうだけど。
それならちなつちゃんは、もっともっと結衣ちゃんに大事にされたいのかな。
私にはよく、わからない。
29: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/23(水) 15:40:19.53 ID:S+WsVRMM0
教えて欲しいんだ、あかりちゃんに。
ちなつちゃんはそう言って、私よりもきつくきつく、固い缶を握った。
ぽこっと、小さくそんな間抜けな音。
あかり「……ちなつちゃんのだめなとこなんてあかり、知らないよ」
30: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/23(水) 15:51:01.63 ID:S+WsVRMM0
ちなつ「……あかりちゃんは優しいなあ、もう」
がくんと身体を倒したまま、ちなつちゃんはぐいぐいっと残りのジュースを飲み干した。
私も真似してジュースを全部喉に流し込む。
ちなつちゃんの放った缶がぎりぎりゴミ箱に入らずに転がったのを、私は立ち上がると拾い上げた。
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(西日本)
2011/11/23(水) 16:01:02.38 ID:EK0q/WuJo
きょうもきたな
32: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/23(水) 16:12:57.17 ID:S+WsVRMM0
平気だよと答えると、ちなつちゃんはありがとと申し訳なさそうな顔をして言った。
空き缶をゴミ箱に捨てて、私たちはまた歩き出す。
今度は逆方向に。
あかり「それじゃあまた明日」
33: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/23(水) 16:14:58.08 ID:S+WsVRMM0
>>31
基本こちらは毎日書きます
34: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/23(水) 16:23:36.50 ID:S+WsVRMM0
◆
ちなつ「あかりちゃん、おはよう!」
土曜日。
待ちに待っていたというように明るい顔をしたちなつちゃんが、私に駆け寄ってきた。
92Res/47.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。