過去ログ - ちなつ「ラブストーリー」
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26: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/23(水) 15:09:43.56 ID:S+WsVRMM0
ちなつちゃんはそれから、公園の脇にあるベンチに私を座らせると、自販機から二つ、缶ジュースを買って一つを私に渡してくれた。

あかり「いいの?」

ちなつ「私のおごり!昨日お姉ちゃんからお小遣いもらっちゃったんだ」
以下略



27: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/23(水) 15:18:19.37 ID:S+WsVRMM0
ちなつ「あかりちゃん、私ってどこがだめなんだと思う?」

車が一台二台、公園前を通り過ぎていった頃だった。
ちなつちゃんがなんの前置きもなしに、そう訊ねてきた。

以下略



28: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/23(水) 15:34:36.52 ID:S+WsVRMM0
ちなつ「京子先輩のことも、あかりちゃんのことも、みんな同じようにでしょ?」

それはそうだけど。
それならちなつちゃんは、もっともっと結衣ちゃんに大事にされたいのかな。
私にはよく、わからない。
以下略



29: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/23(水) 15:40:19.53 ID:S+WsVRMM0
教えて欲しいんだ、あかりちゃんに。
ちなつちゃんはそう言って、私よりもきつくきつく、固い缶を握った。
ぽこっと、小さくそんな間抜けな音。

あかり「……ちなつちゃんのだめなとこなんてあかり、知らないよ」
以下略



30: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/23(水) 15:51:01.63 ID:S+WsVRMM0
ちなつ「……あかりちゃんは優しいなあ、もう」

がくんと身体を倒したまま、ちなつちゃんはぐいぐいっと残りのジュースを飲み干した。
私も真似してジュースを全部喉に流し込む。
ちなつちゃんの放った缶がぎりぎりゴミ箱に入らずに転がったのを、私は立ち上がると拾い上げた。
以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(西日本)
2011/11/23(水) 16:01:02.38 ID:EK0q/WuJo
きょうもきたな


32: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/23(水) 16:12:57.17 ID:S+WsVRMM0
平気だよと答えると、ちなつちゃんはありがとと申し訳なさそうな顔をして言った。
空き缶をゴミ箱に捨てて、私たちはまた歩き出す。
今度は逆方向に。

あかり「それじゃあまた明日」
以下略



33: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/23(水) 16:14:58.08 ID:S+WsVRMM0
>>31
基本こちらは毎日書きます


34: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/23(水) 16:23:36.50 ID:S+WsVRMM0

ちなつ「あかりちゃん、おはよう!」

土曜日。
待ちに待っていたというように明るい顔をしたちなつちゃんが、私に駆け寄ってきた。
以下略



35: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/23(水) 16:27:15.33 ID:S+WsVRMM0
ちなつ「買物からつき合わせちゃってごめんね」

二人で並んで歩き出しながら、ちなつちゃんが言った。
なにを買えばいいかわからなかったから、ちなつちゃんの家に直行して作るはずだったのが先に買物してから、という手順になったのだ。

以下略



36: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/23(水) 16:28:15.87 ID:S+WsVRMM0
今日の更新は以上です
ここまで見てくださった方ありがとうございました

それではまた


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