過去ログ - 初春「私に任せてください、垣根さん」
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sageわすれてたごめんなさい
[sage saga]
2011/11/27(日) 21:20:44.70 ID:QB277Icr0
「私がお見舞いに来ますから」
「……? 何言ってんだ、今日は病院から呼ばれて来たんだろ?」
「もう、あなた本当に人の話聞いてないですね。
だからお見舞いがメインイベントだって言ってるでしょう……じゃなくて」
初春はにっこりと笑う。
まるで迷子のような彼を、少しでも安心させられたらいいな、と思いながら。
「今日で終わりじゃありません。また何度だって来ますから、垣根さんはちゃんと、
リハビリ頑張らなきゃだめですよ? そしたら美味しいものとか買ってきてあげます」
「お、おい、アンタ」
「そうですねぇ、私だけじゃ寂しいならアテが少しはありますし。
ちょっとうるさいし変な人たちばかりですけど楽しい友達ですよ。楽しみにしててくださいね!
あ、少し動けるようになったら病院の外にも行きましょう。まあちょっと寒いですけど、
今の季節は美味しいものいっぱいありますし……病院食ってなんか味気ないイメージありません?」
「……っ何言ってんだよさっきから! 訳分かんねえ――――」
「私がいくらでも会いにきます。だから、自分がロクな人間じゃないとか、周りに誰もいなくてもいいとか、そんな」
「そんな悲しいこと、言わないで」
ゆっくりと紡ぐ。こんなにも、この人としっかり目を合わせたのはもしかしたら初めてかもしれない。
初春は揺れる瞳を見つめて、また笑った。
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