過去ログ - 翼「これも、また、戯言かな」
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103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)[sage]
2011/11/24(木) 03:13:48.71 ID:uFOG1DQZo
 人の良心や同情心に付け込む怪異。

 人の心に、付け入る怪異。

 僕のような怪異。
以下略



104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)[saga]
2011/11/24(木) 03:14:22.13 ID:uFOG1DQZo
「…………」

「戦略と戦術をもって人を襲う怪異なんて、そんなの聞いたことねーや」

 いっそ捨て鉢な風に、忍野は言う。
以下略



105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)[sage]
2011/11/24(木) 03:16:59.17 ID:uFOG1DQZo
「今、委員長ちゃんは御両親と阿良々木くんと僕の三人以外にも。大勢の一般人を手当た

り次第に襲っている」

「っ!……でも、でもそれは、障り猫がやったことで――怪異がやったことで――翼ちゃ
以下略



106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)[saga]
2011/11/24(木) 03:17:26.53 ID:uFOG1DQZo
 これが、こんな状況が、翼ちゃんが望んだことだって言うのか?

 一般人に危害を加え、

 両親に復讐をし、
以下略



107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)[saga]
2011/11/24(木) 03:18:24.02 ID:uFOG1DQZo
「委員長ちゃんの意識が残っているうちにその意識をサルベージしないと――化け猫を退

治してしまわないと、羽川翼という阿良々木くんの大事なお友達は、この世から永遠に失

われてしまうというわけさ」
以下略



108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)
2011/11/24(木) 03:19:42.07 ID:uFOG1DQZo
010

 結局、その後、忍野はすぐに出かけてしまい――僕を待っていたと言ってはいたけれど、
                             ハザマ
それこそ軽口で真実のところは猫とのバトルの狭間、ほんの休憩に、ほんの装備の補充に、
以下略



109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)[saga]
2011/11/24(木) 03:20:15.86 ID:uFOG1DQZo
 何をしに、というわけでもない。

 ただ、ここに来れば何かがあるだろうと、特にアテがあるわけでもないのにふらふらっ

とここに来たのだ。
以下略



110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)[saga]
2011/11/24(木) 03:21:47.42 ID:uFOG1DQZo
「そうか……この家」

 ただの一軒家だと思ってた。実際、家の造り自体は普通だった。

 彼の家よりも大きいかもしれない、六つの部屋がある、三人暮らしには十分な一軒家。
以下略



111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)[saga]
2011/11/24(木) 03:23:15.98 ID:uFOG1DQZo
011

 五月二日。火曜日。ゴールデンウィーク三日目。

 今日は平日だし、昨日サボってしまったので普通に登校しなければならないのだが……。
以下略



112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)[sage]
2011/11/24(木) 03:23:41.46 ID:uFOG1DQZo
 今回彼女達が優先したのは、不審者の捕獲などではなく、僕の警護だった。

 彼女達はそれを監視と呼んでいるが、それはむしろ僕の役割だと思う。

「いやいやいやいや、これは確かにあたし達の任務なんだぜ」
以下略



113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)[saga]
2011/11/24(木) 03:26:28.28 ID:uFOG1DQZo
012

 障り猫という、忍野いわく至極ありふれた怪異譚の凡例を、ここで引いておくとしよう。

 路上で白い猫が死んでいる。
以下略



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