61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都)
2011/11/24(木) 02:05:12.82 ID:uFOG1DQZo
彼女は『僕の血』よりも確実に、『ドーナツ』に魅せられていた。
大事な栄養源よりも、ただの嗜好品に魅せられていた。
さっきまで僕を睨みつけていたその視線は、今、甘い香りのする箱の方へと向けられて
いる。ただ、それはさっきまでと違う視線だった。なんというか、そう、おもちゃを目の
前にした子供のような、ワクワクを百倍にしたかのような視線である。
じゅるり。
そんな音がしたと同時に僕の肩になにやら嫌な感触が走る。
どろっとした液体が今まさに僕の肩に垂れていっている、そんな感触が。
「……………………」
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