過去ログ - 【ほむら】「あれから10年か…」
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968:第3話「奇跡と魔法と、その代償」 ◆7F2DwKbdfg[saga sage]
2012/11/16(金) 00:35:50.41 ID:GKd/flaB0
やたらと詢子に絡まれ・・・もとい怒られる中沢に何かと世話を焼いてくれていた。
中沢自身も、そんな彼女に信頼を寄せており、ちょっとした好意も持っていた。
オイ、ミクニサントナカザワガハナシテルゾ
ナカザワノクセニナマイキダ
キョウモウツクシイゼミクニサン
オレニモコーヒークレーミクニサン
マタオトコドモガハナノシタノバシテル
ソンナニムネノオオキイコガイイノカコノヤロー
クッ
織莉子がオフィスルームに来たことで、社内に残っている社員の視線が一斉に集まる。
社内No.1の美貌とスタイルを持つと言われている織莉子は、男性社員達の中ではアイドル的存在だった。
逆に、そのせいで女性社員の評判はあまり芳しくなく、中には陰口を言っている女性社員も少なくない。
以前、織莉子が給湯室で聞いた話がまさにそれだ。
【詢子】
「お前ら仕事しろー!!!!!!」カッ!!
【一同】
「「「げえぇ、社長ー!!!」」」
社員達が仕事そっちのけで織莉子達を見ながら談笑していると、いつの間にかオフィスルームに来ていた詢子に怒鳴られる。
社員達はそれを聞いて、大慌てで自分の持ち場に戻っていった。
詢子はそんな社員達をチェックしながら織莉子達に近付いていく。
【詢子】
「織莉子、こんなところにいたのか」
【織莉子】
「何かご用ですか?」
【詢子】
「ああ、〜の資料もうできてるか?」
【織莉子】
「ああ、それでしたら既に纏めてありますから、後でお持ちしますね」
中沢の席の近くで、織莉子は詢子に仕事の現状などを説明する。
秘書である織莉子の仕事は、主に詢子のサポートだ。
仕事に使う資料の作成は勿論、スケジュールの管理や詢子や取引相手の送迎など彼女の仕事は様々である。
その全てを、織莉子は1人でそつなくこなしていた。
【詢子】
「さっすがー、できる秘書がいて助かるよ」
【織莉子】
「ふふ、いえいえ」ニコ
【詢子】
「中沢に爪の垢でも煎じて飲ましてやりてーよ」チラッ
【中沢】
「すいません・・・」
仕事のできる織莉子と仕事のできない中沢を交互に見つめ、詢子は溜息をつく。
織莉子ほどまではいかなくても、せめて普通の仕事くらいミスなくこなして欲しいと彼女は頭を痛めていた。
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