過去ログ - さやか「トイレの壁にほむほむがビッシリと……」
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[sage]
2011/11/30(水) 04:18:03.16 ID:iwNrJ8sdo
ホムッ ホムホムーッ ホミミーッ♪ ピョコピョコ トテテ ホームホムッ♪ ホミャン
楽しそうに踊り続けるほむほむに、少女は冷たい言葉を送った……
「……ホント下手くそだね。救いようがないよ……」
少女は一言だけ憎まれ口を呟いたが、その顔は寂しそうに笑っている。
このまま放っておけば一時間でも二時間でも、楽しそうに踊り続けるのではないだろうか……
疲れて眠るまで、楽しそうに踊り続けるのではないだろうか……
少女は、無邪気なほむほむ達を見てそう思った。
「全く。この大事な時期に、こんな事で無駄な体力を使うなんてね……」
少女はここで、いつまでも続きそうな小さなお祭りを止めさた。
そしてベンチから立ち上がり、さっき食べかけていた菓子パンを小さく千切り始めた。
ホムッ!? ポウッ ホミミッ クークーッ ホムムゥ トタトタ バサッ クルゥゥー
途端に、ほむほむと鳩達の目の色が変わった。
そしてその目線の先にある物は、当然お目当ての菓子パンだ。
「はい……。食べていいよ……」
バサッ バサバサーッ ポウ クルルゥ ホムゥゥ? ホムムッ!? ホミャーッ!!
少女が千切った菓子パンをベンチの上に置いた。鳩達が我先にとパンに群がっていった。
しかし、ほむほむ達は菓子パンに近づく事が出来なかった。
「どうしたの? 食べないの?」
少女が意地悪く、ほむほむ達に問いかけた。
ホムムッ ホビャァ… ホムゥゥ… ホミィ
少女は菓子パンを、さっきまで自分が座っていたベンチの上に置いたのだ。
そんな場所にパンを置かれても、羽を持たないほむほむ達が餌場に到着するまで菓子パンが残っているはずがない。
ほむほむ達がベンチをよじ登っている間に、翼と言う移動手段もつ鳩達に、全ての菓子パンを食べ尽くされてしまっているはずだ。
ホムゥゥ… ショボーン ホビッ… グスッ ホミィ… ポロポロ マドォォ シクシク
ほむほむ達は大きく落胆していた。感情を隠す術を知らない小動物は、大粒の涙を流していた。
少女は、ほむほむが理不尽な扱いを受けるのを見るのが大好きだった。
彼女は俗に言う、ほ虐愛好家だった……
「あはっ、いい顔だね。やっぱり、ほむほむは可愛いよ。泣いてる顔が一番可愛い……」
ホミャァ… ポロポロ ホムムゥ グスン マドォ… ショボーン… ホミミィ…
「ありがとう、ほむほむ。楽しかったよ。でも、今年はこれで虐納めかな……」
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