過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」三機目
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112:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[sage]
2012/01/10(火) 01:30:43.99 ID:OymKfUeAO
 国連軍の誰もが唖然としているうちに

 基地の司令部が呆けて口を開けているうちに

総勢二十三機のMSが、基地のすぐ真横に現れ、部隊を展開し突撃を敢行していた

 それはもはや、実体を伴う暴風

 一度飲まれれば、命は無い

 その場にいた誰もが、彼等に背を向け逃げ出した

 軍人も、非戦闘員も、皆誇りも矜持もかなぐり捨てて逃げ出した

 逃げる背中に撃ち込まれていく弾丸

 それは、目に映るもの全てに手当たり次第撃ち込む、文字通りの虐殺

 基地の至る所にミサイルが叩き込まれ、有象無象問わず焼き尽くしていく

 一つ、また一つとMSが膝をつき、命が消えていく

 【戦争】が、目の前で行われていた

リディ「隊長ッ!」

グラハム「黙れッッ!!」


 その様子をグラハムは……いや、オーバーフラッグスは微動だにせず見つめていた

マリーダ「……ッ……」

タケイ「……」

グラハム「…………」

グラハム「オーバーフラッグス全隊員、傾注」

 静かな声が無線に響く合間も、彼等は怒りを沸々とたぎらせていく
 今にも爆発しそうな感情のたかぶりを抑えることなく、憤怒に表情を染め上げ操縦桿を握り締めた

グラハム「往くぞ」

グラハム「奴らが誰に喧嘩を打ったのか、思い出させてやれ……!」

『了解』


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