過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」三機目
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12:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga frontier]
2011/11/28(月) 23:59:47.31 ID:SdcGx20AO
 人里から離れた、山の奥

 堅く閉ざされた鉄の扉が、ゆっくりと開かれていく

 震える足で歩を進め、目の当たりにしたのはこの世の地獄

 吐き気を抑えることが出来ず、何度も手水場に駆け込んだ

 嫌悪と憤慨に蝕まれつつも、進んだ先に彼女はいた

 狂気と悪夢に蝕まれ、欲望と悪意に体も心も食い尽くされて

 それでも尚、彼女は息をしていた、生きていた

 生気を宿さぬ人形のような眼で見つめられ、差し出された小さな手

 少し力を込めたら折れてしまいそうな、その手を握ったとき

 決心した。彼女を守るのは、自分の責務なのだと



「許してくれとは言わない――」

「全ては知らなかった……私達の罪だ」

――It's all in the past.――


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