過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」三機目
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259:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2012/05/15(火) 00:51:56.91 ID:6AXLnW2AO
 言うや否やティエリアは飛び出すように席を立ち、振り向くことなく格納庫に消えていった
 ヨハンの返答も待たず出たのは、若干の後ろめたさを隠すためだったのかもしれない
 吐息と共に心を鎮め、ティエリアはコンテナ内部のライトに照らされた機体を見上げる

 そこに安置されていたのは、紫色の装甲とガンダムらしからぬフェイスパーツ、両肩部に二門ずつの粒子火砲を備えた試作支援MS【GNキャノン】
 ヴァーチェと外見、用途の似通ったMSであり、元々はガンダムの支援を目的に開発された代物だとイアンは語っていたが、本人もよくは分かっていないらしい
 そもそもこんなものを運用する可能性があり、事実存在していたのなら、何故実際の計画に僅かでも反映され得なかったのだろうか?
 もしこの機体が何らかの形で導入され、パイロットも確保出来ていたなら――

ティエリア(そうしたら……ロックオンも……)

ヨハン『ティエリア・アーデ!』

ティエリア「!!」

ヨハン『今からハッチを開く、後は其方で頼む』

ティエリア「あ、あぁ……了解した」

ヨハン『? 巻き直したのだが、まだ変だろうか』

ティエリア「問題は無い。ティエリア・アーデ、GNキャノン。出撃し周囲を警戒する」

ティエリア(彼が包帯巻き直す間、私はずっと呆けていたのか……?)

ティエリア(不味いな……邪推は目的を鈍らせる。集中せねば……私はガンダムマイスターなのだから)


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